工事部業務推進課

◆ 業務推進課(建設ディレクター)とは

― 現場を支える「段取り」と「情報」のプロフェッショナル ―


建設ディレクターとは、「現場の事務方リーダー」として、建設工事に関わる様々な事務・調整業務を担う専門職です。建設業というと“現場で汗を流す”イメージが強いかもしれませんが、現場が安全に、円滑に進むためには、膨大な書類作成や情報の整理、関係各所との調整が必要です。
施工管理職員が“現場の前線指揮官”だとすれば、建設ディレクターは“後方から全体を支える司令塔”です。


◆ 建設ディレクターにできること


● 書類業務の一括管理

工事には、発注者への提出書類、作業日報、安全管理書類、各種帳票など、多くの「正確さ」と「期限」が求められる書類が存在します。建設ディレクターは、これらの作成・管理を一手に担い、施工管理職員が現場業務に集中できる環境を整えます。

● 業者・関係機関との調整役
工事には協力会社や資材業者、発注機関など、さまざまな関係者が関わります。電話やメールでの連絡対応を通じて、情報を整理・共有し、現場の混乱を防ぐのも建設ディレクターの大切な仕事です。

● ICT・ドローン・DXで業務を革新
業務推進課では、現場管理の効率化と情報の可視化を目的に、ドローンを用いた空撮記録や測量データの整理・活用、建設DX(デジタルトランスフォーメーション)の導入など、最新の情報技術を積極的に取り入れています。
たとえば、ドローンで取得した映像や写真を現場日報に添付したり、クラウドシステムを使って現場の工程・作業記録をリアルタイムで共有するなど、技術の進化を業務に直結させています。

● 現場の“困った”を解決するサポーター
急な書類の差し替え、報告資料の準備、提出期限の対応など、「今すぐ対応が必要!」という現場の声に応えるのも建設ディレクターの力。小さな対応の積み重ねが、信頼とスムーズな工事進行につながります。


◆ 建設ディレクターがいることで、現場が変わる。


建設ディレクターがいることで――

・現場は“作業と管理”を分担できるようになり、効率UP
・書類の精度が上がり、発注者や協力会社との信頼が向上
・業務の標準化・デジタル化が進み、ミスや手戻りが減少
・ドローンやICTの導入により、現場管理の精度とスピードが向上

建設ディレクターは、“パソコンと情報技術”を武器に、現場を見えない場所から動かす新しい建設のかたち。
“現場に出ない建設業”という、新たな選択肢がここにあります。

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